2014年11月23日日曜日

異素材を使った椅子展に向けて

先日、信州木工会主催の椅子講習会に参加してまいりました。

というのも、来年開催される木工家ウィークNAGOYA・2015にて
木の椅子展として参加する予定なのですが、その木の椅子展のテーマを
異素材と木を組み合わせた椅子を集めた展示会にする予定です。

そのアイデアを頂いた島崎先生の講習会でした。

「過去の名作から学びつつ、時代に合わせて、オリジナリティを出す。」

















こんな言葉が記事の見出しになっていました。
島崎先生の講習会の内容はこの記事を読めば参考になります。






















講習会の内容は名作椅子の紹介を写真を見ながらして頂きました。
・多種木材による構造
・籐(ラタン)
・積層合板
・成形合板
・金属+木
・プラスチック+木
・繊維+木
・竹(バンブー)

具体的な椅子の例としてここにも掲載されております。
(まったく同じではありません。)

















・その名作が生まれるには歴史的は背景があること。
・高品質の椅子をつくための理由。
・作家(デザイナー)の意識の向上。
・加工技術の向上は不可能を可能に。
など、とても奥深い内容のお話を頂きました。

異素材によるリ・デザインは私たち木工家にとっても
椅子を作り続ける大事なプロセスであると感じました。

木の椅子展はただ椅子を発表するだけでなく、
自分の現在点を見つめ、次に進むためのきっかけに
なるような展示会になればと毎年テーマを考えております。

来年の木の椅子展も楽しみになってきました。